昔ながらの包装で人気を博している物も少なくありません。
例えば石鹸。今はボディソープが主流になっていますが、包装がかわいいということで、若い人にアプローチできた石鹸があります。
パッケージのレトロ感が若い人に受けているそうで、石鹸を使う主流が50代以降と比較的高い年齢だった石鹸にとって、このSNSでのブームは非常に追い風になりました。
この流れを無駄にしないように、石鹸会社は様々なイベントやキャンペーンを打ちました。
付加価値を付けながら、他社とに差別化をはかりたいとしています。
また、現在は包装は国際化を意識しないと言われています。近未来の包装メガトレンドというのは、やはり国際化ということのようです。
世界の視点から日本の包装産業を見た場合、海洋プラスチックゴミの問題もありますし、もったいない精神のもと、食品ロス削減も叫ばれています。
また、食品ロス削減の流れと個食が社会的に大きくなったことから、一回食べきり、一回飲みきりといった食品が多くなりました。
ワインお一回飲みきりサイズというのも店頭に多く並んでいます。
またミレニアム世代の消費行動というのも注目です。包装はたくさんの可能性があります。
80年代みたいに右へ倣えというような包装デザインというよりも、個が大切にされていて、逆にいえば何が受けるのかがわからないということもあるようです。
また、ネット販売の高まりでパッケージの役割が変わってきました。なるべくゴミが出ないようにということが求められている反面、流通の観点からみたら仕方ないかもしれませんんが、小さな商品に大きなダンボールというのはエコとは思えない人も多いようです。
包装が時代の中心になっているともいえます。