紙包装の可能性を考えると無限大とわかると思います。人の視点そのものに着目して考えると、また別の考え方が見えてくるそうです。ルールやテーマに縛られないでデザイナーが考えて形を見つけるというプロジェクトがあったそうです。あるデザイナーはめんこのような丸い紙のパーツと弾性のある帯状の合成紙を組み合わせたものを作ったそうです。パーツの組み合わせによってさまざまな形や振る舞いを作リ出すことが目的だそうです。球体のようなトーストのような形のものを展示したりしたそうです。別の人は、紙にひび割れているという作品だったそうです。名刺サイズの箱にレーザーカットでひび割れを表現したそうです。表面がマットな感じでコンクリートのような質感をだしたりした紙や、白の外紙に金色の内紙で卵のような表現をしてみたり、表面をオレンジにしてタイル風にしたりした紙があるそうです。紙というのは破れるものではありますが、その紙が割れるという表現であらわすようなことになったらどうでしょうか。そういった紙の本来の性質から離れたらどうだろうという考えをしたことで、コンクリートのような質感にしたり、タイル風にしたりということが生み出されたそうです。また、薄い1枚の紙をレーザーカッティングでレース状に加工ということもしたそうです。またパッケージを取り出すと一つにまとまる枝葉のようなものを表現したり、取り出さない状態で光を当てると細かな模様が浮かびあたったりするものもあるそうです。レースのような紙から差し込む光がまるで木漏れ日のように見えるものなど、紙の可能性が広がっているそうです。緩衝材とカスミソウのドライフラワーから着想を得たものもあるそうです。