世界では注目の包装の新技術が続々と実用化されています。社会の向かう方向が明確になったともいえます。今はアイディアとコンセプトがしっかりしていれば、必ず技術は実現する時代といえます。新技術の中にはほんの数年前には実現するなど考えられなかったものもあります。社会が向かう方向とコンセプトによって潜在的な技術の芽が一挙に開花したといえるでしょう。包装は、現実のヒト、モノ、コトが非常に大きく関わってきます。包装を通じて未来が見えるとも言えます。日本の風土や習慣、社会や食生活によく適応したもの、そして厳しい国内の競争の中で独自に築いてきたガラパゴス的な包装技術や包装社会を誇るとともに、世界の循環型社会に向けて大きく舵を切る必要があると考えられます。これからは日本の企業を見る生活者の目は厳しくなるばかりです。