日本の大学ベンチャー企業が開発した超撥水機能をフィルムに持たせたコーティング剤ですが、これはフィルムのほかにも、衣類、ガラス、タイル、電線、熱交換器や金属鋳型などへの応用が見込まれています。
大学ベンチャー企業を見ていくと、バイオミメティクスという研究分野があることが判ります。「Bio(生物)」と「mime(まねる)」あるいは「mimic(模倣社)」を組み合わせた造語と言われています。長い年月を経て進化してきた生物は、優れた機能や体の構造を持っています。
これらを模倣して、技術開発やものづくりに活かすことをさしています。次の世代の包装技術に大いに役立っています。
アメリカの25もの大学には、包装または食品包装を専門とする学科、学部があります。これらが革新的な包装関連技術のスターターとして注目されています。