環境への対応を迫られているという包装業界。
ほんの一年前までラミネート包装や複合基材６層などといったバリア性を維持などが評価されていました。発想の転換が迫られた包装業界でしたが、これこそが巨大に広がる新しいマーケットが広がっていると言えるのです。
化学産業、フィルム産業といった業界はこれから、単一樹脂、単一素材にひょるバリア性包材、耐久性包材の開発や商品化をしていくことは可能ははずです。
SDGsを背景とするモノマテリアル化要請といったものが、化学産業界、包装フィルム業界が直面している最大の課題でもありますが、今後の成長の鍵であることも確実なのです。
現在の印刷機材の世界的な潮流として、インテリジェント印刷というものがあるそうです。印刷業界と一口にいっても、デジタルプリプレスから総合印刷、ポストプレス、包装、インキ、ラベル、フレキソ技術まで幅広いもの。
ただ、一方で従来の印刷の主役であったオフセット印刷機というのはあまり注目されなくなりました。オフセット印刷機というのは、顧客の替えかえが少ないのだそうです。
理由としては、性能の差が少ないということ、新機能を付けたところでそれを発表する必要を感じないということもあるようです。
反面、子供向けの出版は伸びており、パッケージ印刷に進出する企業も多いということで、中国でのオフセット印刷機の出荷は伸びています。
中国での印刷業界の展示会では、自動平盤打抜機や自動平盤箔押し機、サックマシン、ラミネーター、シルク印刷機、硬質フィルムを貼る自動窓貼り機というような紙加工後加工機が目立っています。
自動箱貼機は日本ではあまり見られませんが、中国では人気を博しています。
