当サイトでは、包装業界の片隅で長年界隈を見続けてきた管理人が、PCスキル等の向上を目的として包装材、特に梱包材や緩衝材や食品包装材に関することをメインに書き記していきます。
なにぶん素人が暇つぶしがてら作成・更新しているサイトのため、あたたかい目で見守っていただけたら非常に嬉しいです。
環境への対応をすることは、包装業界の差し迫った課題です。とくに軟包装業界は世界的な規模で変革を求められています。
従来の複合機材から単一素材化、代替の商品化は最優先。この代替化というのは、業界を活性化させる起爆剤ともいえるようです。
まず国連からの開発目標ともいえるSDGsが大きな事情というのは紛れもないこと。
作る責任、使う責任といったことは、SDGsは包装と多面的に関わるからです。
何よりもその強い影響下で、世界的グローバルブランドが相次いで包材の完全リサイクルを表明しました。
その結果、モノマテリアル化が国内外の軟包装業界の切迫した課題として急浮上しました。コーヒーやお菓子などの中身を作るメーカーだけではなく、小売業流通にも包材の完全リサイクル性を求めているのです。
世界最大のコーヒーメーカーは、ラミネート包材を回避するという方針を打ち出しているそうです。SDGsの影響はとても強いので、これは海外で起こっていることとは言えない問題なのです。
未来の話でもなく、今、この課題に取り組むことが必要となっています。例えば従来の3Rの優先順位というのは完全に過去のもの。
今やリサイクル性を第一に考えなければいけない空気となっています。
今までなら複合基材6層と同じバリア性を4層で、といった提案はとても評価されたものですが、現在ではリサイクル性が問題視されてしまい、評価されることは無いのではないかと言われています。
モノマテリアル化が、従来の常識では、受け入れるのには無理があるのは確かです。
食品の分離問題や経済的技術的に同じような成果がリサイクル性を重視した材料で作っていくことが必要となっているのです。